タイ・パタヤを代表する名門ゴルフコース、Siam Country Club Old Course(サイアムカントリークラブ・オールドコース)。
タイでゴルフをするなら、一度はプレーしてみたいコースのひとつです。
今回は実際にプレーした経験をもとに、コースの印象や難易度、クラブハウス、キャディ、そして「またプレーしたい」と感じたポイントを紹介します。
Siam Country Club Old Courseとは
Siam Country Clubは、パタヤを代表する名門ゴルフクラブです。
中でもOld Courseは、長年にわたり多くのトッププロやゴルファーに親しまれてきた、タイを代表するチャンピオンシップコースのひとつです。
Siam Country ClubにはOld Courseのほか、Plantation、Watersideなど複数のコースがあります。私自身もこれらのコースを実際にプレーしていますが、それぞれに違った魅力があります。
実際にプレーして感じたOld Courseの魅力
Old Courseを実際にプレーしてまず感じたのは、コース全体の完成度の高さです。
フェアウェイの幅、バンカーの配置、グリーン周りの難しさなど、どのホールにもプレーヤーに考えさせる要素があります。単純に距離が長いだけではなく、ティーショットから次の一打をどこに置くかを考えながらプレーすることが重要です。
また、コースの整備状態が非常に良く、フェアウェイからグリーンまで全体的にきれいに整えられている印象があります。コースを歩いているだけでも気持ちがよく、名門コースらしい雰囲気を感じることができます。
そして、Old Courseで特に印象に残るのが18番ホールです。パー5のロングホールで、クラブハウスに向かってフィニッシュするこのホールは、Honda LPGA Thailandでも中継されることが多く、数々のドラマが生まれてきました。
特にタイのゴルフファンにとって印象深いのが、地元タイ出身のアリヤ・ジュタヌガーンです。過去には優勝目前から失速する悔しい経験もありましたが、その後、2021年にこのOld Courseで悲願のHonda LPGA Thailand初優勝を果たしました。最終18番まで目が離せない展開となったことも、このホールの印象をさらに強くしています。
実際に自分で18番をプレーしてみると、テレビ中継で見ていた舞台を自分がプレーしているという感覚もあり、特別な気持ちになります。
私自身、Old Courseはこれまで何度もプレーしていますが、何度訪れても不思議と飽きることがありません。プレーするたびに違った表情を見せてくれるように感じ、いつ訪れても新鮮な気持ちでラウンドできます。
そして、何度訪れても感じるのが、コースの美しさです。フェアウェイやグリーンの整備状態はもちろん、コース全体の景観がきれいに保たれていて、プレー中も気持ちよく過ごすことができます。
また、タイのゴルフ場ならではの楽しみのひとつがキャディさんとの時間です。Old Courseのキャディさんも明るく親しみやすい方が多く、時にはユニークなキャラクターの方もいて、プレーを和ませてくれます。こうした日本のゴルフ場とは少し違った雰囲気も、タイでゴルフをする魅力のひとつだと思います。
コースの特徴
Siam Country Club Old Courseの魅力は、歴史を感じさせる雰囲気と、戦略性のあるコースレイアウトにあります。
コース内には成熟した樹木が多く、フェアウェイも木々に囲まれているため、現在の新しいゴルフ場とは少し違った、落ち着いた雰囲気があります。整備されたフェアウェイやグリーンと、長い年月を経た樹木が組み合わさり、名門コースらしい美しい景観をつくっています。

また、ホールごとにレイアウトや攻略のポイントが異なるため、ただ距離を飛ばせばいいというコースではありません。ティーショットの置き場所や、次のショットをどこから打つかを考えながらプレーすることで、より面白さを感じることができます。
特に何度もプレーしていると、その時の調子やティーショットの位置によって攻め方が変わり、同じコースでも違った表情を見せてくれます。私が何度訪れても飽きず、いつも新鮮な気持ちでプレーできる理由のひとつだと思います。
名門コースとしての美しさだけでなく、プレーヤーに考えさせる戦略性があること。それが、Siam Country Club Old Courseが長く愛されている理由のひとつではないでしょうか。
18番ホールとHonda LPGA Thailand
8番ホールは、Siam Country Club Old Courseを象徴するホールのひとつです。
パー5のロングホールで、最後はクラブハウスのテラス前に戻ってくるレイアウトになっています。特にHonda LPGA Thailandでは、この18番が幾度となくドラマの舞台となってきました。
私がこの18番について特に印象に残っているのが、2013年のHonda LPGA Thailandです。
当時17歳だったタイのアリヤ・ジュタヌガーンは、最終18番を迎えた時点で2打のリード。タイ人初のLPGAツアー優勝が目前に迫っていました。
ところが、ここでドラマが起こります。アリヤは2オンを狙って果敢に2打目を打ちましたが、ボールはグリーン手前のバンカーのアゴ下に刺さってしまいます。アンプレアブルの処置を取った後、バンカーからのショットはグリーンをオーバー。さらにパットも決まらず、最後はまさかのトリプルボギー「8」。
それまで2打あったリードは一気に消え、アリヤは1打差で優勝を逃しました。優勝したのは韓国の朴仁妃。あまりにも劇的な18番の出来事として、今でもタイのゴルフファンの記憶に残っていると思います。
その後、アリヤは2021年のHonda LPGA Thailandで再びこのOld Courseに戻り、今度は悲願の優勝を果たしました。タイ人選手として初めてHonda LPGA Thailandを制した大会であり、2013年の悔しい記憶を知っているだけに、非常に印象的な優勝でした。

そして現在、このOld Courseで新たな主役となっているのが、タイの女子ゴルフ界を代表する**ジーノ・ティティクル(Jeeno Thitikul)**です。
ジーノは世界ランキングのトップを争う選手へと成長し、2026年のHonda LPGA Thailandでは、このSiam Country Club Old Courseで見事に優勝しました。地元タイのスター選手が、世界トップクラスの選手として故郷の大会を制するという、まさにOld Courseらしい新たなドラマです。
2013年のアリヤの悔しい敗戦、2021年の悲願の初優勝、そして2026年のジーノ・ティティクルの優勝。
同じ18番ホールで、タイの女子ゴルフ界を代表する選手たちが、それぞれ違ったドラマを生み出しています。
実際にこの18番をプレーしてみると、テレビ中継で見てきた数々の場面を思い出し、「ここであのドラマが起きたのか」と特別な感覚になります。
単なる最後の1ホールではなく、最後まで何が起こるかわからない。
それが、この18番ホールの大きな魅力だと思います。
アクセス・基本情報
Siam Country Club Old Courseは、タイ・チョンブリー県に位置し、パタヤ中心部から車で約20~25分とアクセスしやすい場所にあります。
バンコクからの日帰りも可能で、バンコク中心部からは車でおおむね2時間前後、交通状況によっては2時間30分程度を見ておくと安心です。スワンナプーム国際空港からは約1時間30分が目安です。
ゴルフを中心に楽しむのであれば、パタヤに滞在して周辺のゴルフ場を巡るのがおすすめです。
Siam Country ClubにはOld Courseのほか、Plantation、Waterside、Rolling Hillsなど、それぞれ個性の異なるコースがあります。
私自身、Old Course、Plantation、Watersideの3コースはこれまで何度もラウンドしてきました。それぞれに魅力がありますが、その中でもやはりOld Courseは私にとって特別な存在です。
また、この3コースを何度もプレーして感じるのが、バンコク周辺のゴルフ場との体感的な気候の違いです。
Siam Country Clubではコースを抜ける風を感じることが多く、私自身、バンコク周辺のゴルフ場と比べると明らかに涼しく感じます。もちろんタイなので暑さはありますが、同じ時期にプレーしても、この風があることでラウンド中の快適さはかなり違います。
美しく整備されたコース、開放感のある景観、そして心地よい風。こうした環境も、私がSiam Country Clubを何度訪れても、またプレーしたくなる理由のひとつです。
一方、まだプレーできていないのがRolling Hillsです。これまで2度のタイ訪問時に予約を試みましたが、残念ながら希望する日時と合わず、ラウンドすることができませんでした。
次回タイを訪れる際には、ぜひRolling Hillsもプレーしてみたいと思っています。実際にラウンドできたら、Old Course、Plantation、Watersideとの違いも含めて、このSiam Golf Journalで紹介したいと思います。
予約・料金について
Siam Country Club Old Courseは人気の高いゴルフコースのため、特に週末やタイのゴルフシーズンには、早めに予約しておくことをおすすめします。
プレー料金は時期や曜日、予約方法などによって異なるため、予約時に最新の料金を確認するのが確実です。グリーンフィーだけでなく、キャディフィーやカート代などを含めた総額を確認しておくと安心です。
私自身、タイでゴルフをする際には、毎回「Go Golf」を利用しています。何度も利用していますが、特に感じるのはレスポンスの良さです。予約時のやり取りが非常にスムーズで、希望するスタート時間について細かく相談したい場合にも、できる限り希望に沿うよう対応してもらっています。
また、指名キャディについて相談したい場合なども丁寧に対応してもらえるため、私にとってはタイでゴルフをする際にとても頼りになる存在です。
Go Golfではゴルフ場の予約だけでなく、空港・ホテル間やゴルフ場への送迎、レンタルクラブなど、タイでゴルフを楽しむためのさまざまなサービスを取り扱っています。
ウェブサイトに加えてLINEで日本語のやり取りができ、予約前の相談から現地滞在中の連絡までスムーズです。日本人スタッフに対応してもらえる安心感もあり、私は毎回便利に利用しています。
タイで初めてゴルフをする方はもちろん、スタート時間やキャディ、送迎などについて細かな希望がある方にも、私自身の経験からおすすめできるサービスです。
Old Courseは決して料金の安さだけで選ぶコースではありませんが、コースコンディション、歴史、雰囲気、キャディサービス、そしてHonda LPGA Thailandの舞台を実際にプレーできることを考えると、タイで一度はラウンドしてみる価値のあるコースだと思います。
まとめ|何度訪れてもまたプレーしたくなるOld Course
Siam Country Club Old Courseは、私がタイで何度プレーしても、また訪れたいと思うゴルフコースのひとつです。
美しく整備されたコース、長い歴史を感じさせる雰囲気、明るく個性豊かなキャディさんたち、そしてバンコク周辺とはまた違う、風を感じながらプレーできる心地よさがあります。
何度ラウンドしても不思議と飽きることがなく、訪れるたびに新鮮な気持ちでプレーできるのもOld Courseの魅力だと思います。
また、Honda LPGA Thailandの舞台として、世界のトッププロたちが数々のドラマを生んできたコースでもあります。テレビで見たホールを実際に自分でプレーすると、通常のラウンドとは少し違った特別な気持ちになります。
Siam Country ClubにはPlantationやWatersideなど素晴らしいコースがありますが、私にとってOld Courseはやはり特別です。
タイ、そしてパタヤでゴルフをする機会があれば、ぜひ一度プレーしていただきたいコースです。
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